食育への取り組み

子供の家幼稚園の給食・食育への取り組み

1. 毎日の「おいしいね^_^」を大切にして食育に取り組んでいます。

食育の取り組みでは、毎日の給食を、楽しくい雰囲気の中で、おいしく食べることを大切にして進めています。おいしく食べるには、安心・安全な食材を手間暇かけ調理することが必要です。特に乳児や食物アレルギーのある子どもには個別的な配慮も必要です。また、お腹が減っていなければどんなものもおいしいなどと思えません。子どもたちは全身を使ってよく遊び、たくさん食べて、よく眠るということが大切です。そして楽しい給食の時間にするために、子どもたちがいろいろとおしゃべりしながら、食事のマナーもしっかり守って食べるとよいでしょう。そして、今食べているものに興味が惹かれればもっと楽しくなります。「食を営む力」は生涯にわたって育成されるものであり、その基礎として小学校就学前までに育成が期待される姿が「保育所における食育に関する指針」には「5つの子ども像」を食育目標として掲げてあります。子供の家幼稚園の子どもの食育のための食事提供は、これらの子ども像が実現できるよう、生活に根付いた取り組みを計画的に行い、生涯にわたって役立つ力へと結びつけていくように取り組んでいます。

➀お腹がすくリズムのもてる子ども

お腹がすくという生理的なリズムが実感できるように、昼食、午前・午後のおやつ、補食、夕食等、食事時間の配置を含めて、一日全体の保育内容を検討する。午前中の主活動では思いっきり体を使って遊び、学び、給食の時間にしっかりとお腹が空くような保育を行っています。

➁食べたいもの、好きなものが増える子ども

いろいろな食べ物に親しみ、食べ物への興味や関心が持てるように、調理に工夫を凝らし、食事中での「大好き」を増やしていけるよう取り組んでいます。

➂一緒に食べたい人がいる子ども

子どもが一人で食べるのではなく、皆で一緒に食べ、食事を皆で楽しめるような環境を設けています。

➃食事づくり、準備にかかわる子ども

お当番活動のお手伝いや、食物を栽培したり、収穫したりする活動を通して、感謝し、感謝されるという体験の積み重ねが、食べることや保育活動とつながり、子どもにとって連続した学びとなるように保育計画や指導計画に取り入れています。

➄食べ物を話題にする子ども

幼稚園や家庭において、食材・メニュー・味など食べ物に関わる会話を通して、食べることの楽しさを感じるとともに、食べるという行為が、食べ物を人間の中に取り入れて生きる喜びを感じる気持ちも育てていければよいと思っています。

2. 安心・安全でおいしい給食提供

➀ご飯を中心とした食事が基本です。白米に雑穀、黒米、赤米、麦、サツマイモ、ヒジキなどを混ぜ込んで、ミネラル、ビタミン、食物繊維など様々な栄養価をアップしています。

➁だしは天然のいりこ、かつお節、だし昆布、を使用。いりこは頭ごと砕いてみそ汁に入れています。みそ汁は少し黒っぽいですが、カルシウムアップにつながっています。

➂調味料の砂糖はきび砂糖を使用しています。おやつ等によっては白砂糖を使うこともあります。

➃子どもたちは味覚が発達する時期なので、食材そのものの味がわかる薄味で調理しています。

➄旬の食材を使い、行事食を取り入れて季節感が感じられるようにしています。

➅子どもの成長に合わせ、野菜、キノコ、海藻、イモなどをたくさん使った献立にしています。

➆おやつはおにぎり、すいとん、焼きそば、ゼリーなど、できるだけ手作りにこだわっています。

食育のための環境

自然の恵みとして食材について、様々な体験を通して意識し、生産から消費までの一連の食の循環や、食べ物を無駄にしないことについての配慮などの意識を持てるよう、様々な食材に触れる機会を計画的に教育及び保育に取り入れていく。

活動内容
・1年を通して栽培できる食物を知り、自ら苗植え、お世話をすることで食物の出来る過程を知り、食材や食の環境を意識する活動にする。
・育てた食材で調理活動を行ったり、調理の過程や調理の様子をうかがい知り、調理する人へ感謝の気持ちが育つ活動にする。